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第36回:奇蹟のような責任のつながりについて

第36回:奇蹟のような責任のつながりについて

2025.12.25川瀬 貴之(千葉大学大学院社会科学研究院 教授)

この連載は2026年7月24日にPHP研究所より『やさしくておそろしい 法哲学講義 生命の価値はみな等しいのか』として刊行されました。ぜひご覧ください。

「自分でも信じられなかったが、彼女はまだ希望を抱いていた。この時でさえ奇蹟を祈っていた。」   

セシル・スコット・フォレスター『ミリアムの奇蹟』より 

  各論の最後のテーマは、責任である。これは、法律学や倫理学で最も重要な概念の一つであり、社会的には、一方では数限りない者に生きる動機を与え、他方では使命感の強い真面目な者や、完全な無辜の者を、悲惨な死に追いやってきた、悪魔のような概念でもある。

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川瀬 貴之

千葉大学大学院社会科学研究院 教授

かわせ・たかゆき/1982年生まれ。専門は、法哲学。京都大学法学部卒業、同大学院法学研究科法政理論専攻博士後期課程修了。博士(法学)。千葉大学医学部附属病院講師などを経て、2022年10月より現職。好きなことは、旅行、娘と遊ぶこと、講義。耽美的な文学・マンガ・音楽・絵画が大好きです。好きな言葉は、自己鍛錬、挑戦。縁の下の力持ちになることが理想。

企画連載

人間の深淵を覗く~看護をめぐる法哲学~

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