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第26回:青は藍より出でて藍より青し

第26回:青は藍より出でて藍より青し

2024.05.29酒井 郁子(千葉大学大学院看護学研究院附属専門職連携教育研究センター センター長・教授)

本連載 書籍版のご案内

この連載を再構成した電子書籍『カピバラ教授のアディショナルタイム ~正解は知らない。でも、ピッチに立つ。』が、2026年9月28日に刊行となりました。医書.jpで好評発売中です。ぜひご覧ください!

 ゴールデンウィークも終わり、本格稼働の5月でしたね。読者の皆さまにおかれましても少し疲れが出てくる頃だと思います。カピバラは先週、かぜで寝込むという20年ぶりくらいの経験をしました。還暦過ぎるとかぜもダメージが大きいと言いますか、咳由来の肋間筋の筋肉痛もあいまって、臥床状態での痰の喀出のスキル不足を痛感し、かぜを引くのも気力体力が必要だと思ったしだいです。今回は、寝込んでいる間につらつら考えた、「研究者を育成すること」について書いてみたいと思います。

大学・大学院での論文指導と研究指導と学習支援

 研究活動には、〈研究疑問がわく→先行研究を精査して知識のギャップを見つける→研究課題と研究目的を明確にする→その目的を達成するための研究方法を明確にする→データ収集をする→データの分析をする→結果をまとめる→考察する→論文を書く→公表する→次の研究課題に取り組む〉という循環があります。
 論文指導とは「読みやすくわかりやすい論文となるようにアドバイスすること」であり、研究指導は「研究計画立案フェイズ:研究疑問から知識のギャップをみつけ研究課題を明確にして研究目的を設定し、適切な研究方法についてアドバイスすること」と「分析考察論述フェイズ:データの分析を一緒に点検し、信頼性を高め、結果をまとめてその結果の考察が研究目的と整合しているかをアドバイスすること」の2つに分類されます。そして学習支援とは「学習者が学び成長することを支援すること」とざっくり定義できます。この3つの活動をちゃんと区別して、効果的に組み立てることが重要なことだと、カピバラ最近強く思っています。

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酒井 郁子

千葉大学大学院看護学研究院附属専門職連携教育研究センター センター長・教授

さかい・いくこ/千葉大学看護学部卒業後、千葉県千葉リハビリテーションセンター看護師、千葉県立衛生短期大学助手を経て、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(保健学博士)。川崎市立看護短期大学助教授から、2000年に千葉大学大学院看護学研究科助教授、2007年同独立専攻看護システム管理学教授、2015年専門職連携教育研究センター センター長、2021年より高度実践看護学・特定看護学プログラムの担当となる。日本看護系学会協議会理事、看保連理事、日本保健医療福祉連携教育学会副理事長などを兼務。著書は『看護学テキストNiCEリハビリテーション看護』[編集]など多数。趣味は、読書、韓流、ジェフ千葉の応援、料理。

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