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第14回:さようなら、すべてのノスタルジック・ステレオタイプ

第14回:さようなら、すべてのノスタルジック・ステレオタイプ

2023.05.19酒井 郁子(千葉大学大学院看護学研究院附属専門職連携教育研究センター センター長・教授)

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 教育現場の皆様におかれましては、1年生を迎え授業も軌道に乗ってきたことと思います。また実践家の皆様は新人看護師のメンタル不調を気にしつつも、それを尻目に当人たちはぐんぐん成長する様子にほっとする時期でもありますね。カピバラのところでも1年生 IPE がスタートしています。対面授業で睡魔に負けてしまう学生さんを見るのも久々で、なんだか懐かしい光景です。安心して眠ってる学生がいとおしい気持ちっていうんですか。学生は基本的に、「隙を見つけては眠る」「授業で言っていることの1割も聞いていない」。これはカピバラの学生に対する教員としてのステレオタイプな見方でござる。というわけで今回はちょっとステレオタイプについて考えてみます。

誰にも「ものの見方」というものはある

 第5回、第10回でも少し触れていますが、医療者になろうとしてそのお勉強をしたいと思う学生は、多くの場合、高校生の時に進路を選択します(そうじゃない人ももちろんいます)。いろんな背景、理由で〇〇(医療系職種名)になりたいな、と思ってくれて選んでくれる。大学教員はその選択には直接的に関与しにくい。できるのは模擬講義とか進路説明会で感じ良くお伝えすることくらい。あ、ノーベル賞クラスの研究者とかだと社会的影響も大きいかもしれないですね。
 最近は親が医療者で、すごくなじみがあったという理由で医療者を選ぶ学生も多く、またそうでなくてもしらべ学習で自分が選択した職業をすごくリサーチしてくるので、1年生さんたちはすでに何らかの社会的な影響を受けたものの見方(多くの場合ポジティブな)をもって当該学部に入学してくる。何かしらのモチベーションがあるから選んでくれるし、頑張って受験勉強もするんですね。

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酒井 郁子

千葉大学大学院看護学研究院附属専門職連携教育研究センター センター長・教授

さかい・いくこ/千葉大学看護学部卒業後、千葉県千葉リハビリテーションセンター看護師、千葉県立衛生短期大学助手を経て、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(保健学博士)。川崎市立看護短期大学助教授から、2000年に千葉大学大学院看護学研究科助教授、2007年同独立専攻看護システム管理学教授、2015年専門職連携教育研究センター センター長、2021年より高度実践看護学・特定看護学プログラムの担当となる。日本看護系学会協議会理事、看保連理事、日本保健医療福祉連携教育学会副理事長などを兼務。著書は『看護学テキストNiCEリハビリテーション看護』[編集]など多数。趣味は、読書、韓流、ジェフ千葉の応援、料理。

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