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特別編②:専門職と専門職が出会う時 ~勇者がお城を出てみたら、世界はお城だらけでした

特別編②:専門職と専門職が出会う時 ~勇者がお城を出てみたら、世界はお城だらけでした

2026.07.15酒井 郁子(千葉大学名誉教授/特任教授)

本連載 書籍版のご案内

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 いきなり、ラノベのようなタイトルで失礼します。もう7月も折り返し。夏休みの予定を検討してワクワクしている読者の皆さまもたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。皆さまが楽しく充実した夏を過ごされることを心から願っています。
 さて前回、なぜ専門職はお城をつくりたくなるのかな、というお話を書いたので、今回は、そんな居心地の良いはずのお城をなぜ専門職は出ようと思ったのか、お城を出たら何が待っていたのか、というお話を、まさしくラノベ風に書いてみたいと思います。

外圧がないとお城を出る気にならない

 居心地の良い城をつくり、内部を手入れするのに忙しいと、お城を出る気持ちになりません。という話を、前回しました。このお城は地盤が堅牢で、何があっても崩れない、という前提(というか幻想)のもとに成り立っています。ですが、そんなうまい話はない。
 お城の外はザワザワしているわけです。嵐、地震、魔王の誕生のうわさ、村人の失踪、これまでに出会ったことのないモンスターとの遭遇といった不穏な出来事が起きています。何よりもモンスターの性質が変わってきました。一つの城で対応できないほど、数が増えましたし、複雑な攻撃をしかけてきます。長期戦になりがちなので、単独の戦いではもう勝てなくなっています。そしてこのような混乱のなか、このままではだめだ、城の外に出てみよう、と思う人が現われる。

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酒井 郁子

千葉大学名誉教授/特任教授

さかい・いくこ/千葉大学看護学部卒業後、千葉県千葉リハビリテーションセンター看護師、千葉県立衛生短期大学助手を経て、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(保健学博士)。川崎市立看護短期大学助教授から、2000年 千葉大学大学院看護学研究科助教授、2007年 同独立専攻看護システム管理学教授、2021年 同高度実践看護学・特定看護学プログラム教授を経て 、現在に至る。この間、2015年1月1日から2025年3月31日まで専門職連携教育研究センター センター長を務めた。2026年4月より現職。著書は『看護学テキストNiCEリハビリテーション看護』[編集]など多数。趣味は、読書、韓流、ジェフ千葉の応援、料理。

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