本連載 書籍版のご案内
この連載を再構成した電子書籍『カピバラ教授のアディショナルタイム ~正解は知らない。でも、ピッチに立つ。』が、2026年9月28日に刊行となりました。医書.jpで好評発売中です。ぜひご覧ください!
いきなり、ラノベのようなタイトルで失礼します。もう7月も折り返し。夏休みの予定を検討してワクワクしている読者の皆さまもたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。皆さまが楽しく充実した夏を過ごされることを心から願っています。
さて前回、なぜ専門職はお城をつくりたくなるのかな、というお話を書いたので、今回は、そんな居心地の良いはずのお城をなぜ専門職は出ようと思ったのか、お城を出たら何が待っていたのか、というお話を、まさしくラノベ風に書いてみたいと思います。
外圧がないとお城を出る気にならない
居心地の良い城をつくり、内部を手入れするのに忙しいと、お城を出る気持ちになりません。という話を、前回しました。このお城は地盤が堅牢で、何があっても崩れない、という前提(というか幻想)のもとに成り立っています。ですが、そんなうまい話はない。
お城の外はザワザワしているわけです。嵐、地震、魔王の誕生のうわさ、村人の失踪、これまでに出会ったことのないモンスターとの遭遇といった不穏な出来事が起きています。何よりもモンスターの性質が変わってきました。一つの城で対応できないほど、数が増えましたし、複雑な攻撃をしかけてきます。長期戦になりがちなので、単独の戦いではもう勝てなくなっています。そしてこのような混乱のなか、このままではだめだ、城の外に出てみよう、と思う人が現われる。





