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第27回:いつかは咲かす大輪の花~達成可能な最善を認識する

第27回:いつかは咲かす大輪の花~達成可能な最善を認識する

2024.06.27酒井 郁子(千葉大学大学院看護学研究院附属専門職連携教育研究センター センター長・教授)

本連載 書籍版のご案内

この連載を再構成した電子書籍『カピバラ教授のアディショナルタイム ~正解は知らない。でも、ピッチに立つ。』が、2026年9月28日に刊行となりました。医書.jpで好評発売中です。ぜひご覧ください!

 いよいよ梅雨に入りましたが、パリオリンピックに向けていろいろな競技で準備が進んでいるようですね。あと少しで夏休み、皆さんお楽しみの準備計画の進捗状況はいかがですか? ところでカピバラは、認定看護管理者の研修でサービスの質管理などを担当する機会をいただき、「質」「quality」ってなんじゃい、ということを考えることが多くありました。今回は「医療の質」ということを考えてみたいと思います。

アスリートの自己ベスト

 とある水泳選手のインタビュー動画をぼんやり見ていたら、「自己ベストとは、過去の自分が出した記録なので、常にそれを超えるパフォーマンスを出そうと思っている。過去の自分を超えることが今目指すこと」であるという主旨のことを話していました。トップアスリート、それも世界でメダルを狙う位置にいる選手は、他の選手との闘いというよりも、自分との闘いとなるのね、と感じ入ったカピバラでござる。
 ひるがえって、これまでの(人生ならぬ)カピバラ生を振り返ると、超えるべき「公認過去のカピバラベスト記録」というものはもちろんなく、むしろ、山あり谷あり砂漠ありの仕事人生、アカデミア的なところで生きてるだけでまるもうけ、カピバラ教授連載なんていうこともさせてもらえているのは、ありがたや、の一言に尽きます。ですけど、特別なサムシングがあるわけではない不肖カピバラにも、あともう少しにじり寄りたいことはあるでござる。

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酒井 郁子

千葉大学大学院看護学研究院附属専門職連携教育研究センター センター長・教授

さかい・いくこ/千葉大学看護学部卒業後、千葉県千葉リハビリテーションセンター看護師、千葉県立衛生短期大学助手を経て、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(保健学博士)。川崎市立看護短期大学助教授から、2000年に千葉大学大学院看護学研究科助教授、2007年同独立専攻看護システム管理学教授、2015年専門職連携教育研究センター センター長、2021年より高度実践看護学・特定看護学プログラムの担当となる。日本看護系学会協議会理事、看保連理事、日本保健医療福祉連携教育学会副理事長などを兼務。著書は『看護学テキストNiCEリハビリテーション看護』[編集]など多数。趣味は、読書、韓流、ジェフ千葉の応援、料理。

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