本連載 書籍版のご案内
この連載を再構成した電子書籍『カピバラ教授のアディショナルタイム ~正解は知らない。でも、ピッチに立つ。』が、2026年9月28日に刊行となりました。医書.jpで好評発売中です。ぜひご覧ください!
実はカピバラ、骨折してしまい、手術を受けて入院中でござる(皆さんがこの原稿を読む時には退院していると思います)。時間があるし、動くのもけっこうめんどくさい。実際動くときにあれやこれやかさばって、どっこいしょという感じになるので、なるべく無駄な動きを避けカピバラ不動状態。そんなわけで、ベッド上でサブスク動画をたくさん鑑賞しています。で、「アベンジャーズ」シリーズを見始めてしまいました(全部で30作以上あるんですって!)。
アベンジャーズはあんなに能力の高い人たちが集まっているのに、ずっと揉めています。アイアンマンは勝手なことするし、キャプテン・アメリカは譲らないし、ハルクは暴走し、ソーはそもそも超越した世界にいる。この人たちのやりとりは見ているとけっこう疲れます。でも、あれはお互いに好き嫌いという気持ちの問題で揉めているのではなくて、全員、本気で世界を守ろうとしているから揉めるのですね。そもそも揉めないチームって良いチームなのでしょうか。ということで今回は、「揉めるチーム」とリーダーシップについて考えてみたいと思います。
勇者たちはなぜ揉めるのか
前回書いたように、勇者たちは自分のお城の中で、責任、役割、価値を教育されてきました。ですから勇者は自分のお城を背負っているといっても良いと思います。それがお城の外に出てみたら、それぞれのお城からの期待やらなんやらを背負った、いろんな勇者がいる。つまりお城の数だけ、価値やら役割があって、それらをそれぞれ勇者は背負っているというわけです。
ということは、勇者間で異なる正義があり、そのために危険の認識やタスクの優先順位が微妙に違いますし、働き方もさまざまなら時間の感覚もさまざまでしょう。そして、もしかするとお互いにこういう違いがあるということに気づかないで、「話が合わないな」と思うということが起きているかもしれません。





