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第23回:君のゆく道は果てしなく遠い~のびしろしかないわ

第23回:君のゆく道は果てしなく遠い~のびしろしかないわ

2024.02.28酒井 郁子(千葉大学大学院看護学研究院附属専門職連携教育研究センター センター長・教授)

本連載 書籍版のご案内

この連載を再構成した電子書籍『カピバラ教授のアディショナルタイム ~正解は知らない。でも、ピッチに立つ。』が、2026年9月28日に刊行となりました。医書.jpで好評発売中です。ぜひご覧ください!

 2月は入試とか成績評価とか来年度のシラバス作成とか、なんだか馬力の必要な事柄が増えてきますね。その馬力のいることの中でも際立って大きなものが異動、退職、転職というジョブチェンジかなと思います。カピバラもあと2年後には、ついに転職ではなく定年退職を迎えるわけです。これまでの転職とはまた何か違う気持ちが芽生えています。というわけで今回は、現在の仕事を辞めて、次のステージにいくということについて、考えてみようと思います。

カピバラ、若い友だちとの会話で腰を抜かす

 先日20代半ばの友だちと世間話をしていた時のこと。「(友)今度結婚するんですよ。」「(カ)あ、そうなんだ、おめでとう。」「(友)で、俺、今の仕事辞めることにしました。」「(カ)は?」「(友)だから、結婚するんで、仕事辞めます。」「(カ)…なんで?」「(友)だって今の仕事土日休みないし、残業多いし、オンコールもあるし、忙しいから彼女と土日一緒に過ごせないんですよ。なので、仕事辞めて違う仕事を探します。」
 カピバラ、イスから転げ落ちるかと思いました。昭和の価値観強めのカピバラ、これから結婚する男子が仕事を辞めるという点にまず驚き、思わず「いやー、寿退社だね」と、不適切にもほどがあることを口走ってしまいました。ネット記事などでよく言及されている「ワークライフバランスを重視し、プライベートの充実を前提としている近年の若者」がここにリアルにいた! という驚きでござった。

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酒井 郁子

千葉大学大学院看護学研究院附属専門職連携教育研究センター センター長・教授

さかい・いくこ/千葉大学看護学部卒業後、千葉県千葉リハビリテーションセンター看護師、千葉県立衛生短期大学助手を経て、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(保健学博士)。川崎市立看護短期大学助教授から、2000年に千葉大学大学院看護学研究科助教授、2007年同独立専攻看護システム管理学教授、2015年専門職連携教育研究センター センター長、2021年より高度実践看護学・特定看護学プログラムの担当となる。日本看護系学会協議会理事、看保連理事、日本保健医療福祉連携教育学会副理事長などを兼務。著書は『看護学テキストNiCEリハビリテーション看護』[編集]など多数。趣味は、読書、韓流、ジェフ千葉の応援、料理。

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