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第12回:私の人生哲学

第12回:私の人生哲学

2023.12.26川瀬 貴之(千葉大学大学院社会科学研究院 教授)

この連載は2026年7月24日にPHP研究所より『やさしくておそろしい 法哲学講義 生命の価値はみな等しいのか』として刊行されました。ぜひご覧ください。

 文系の教養分野では、その議論の価値や水準の高さを、エビデンスの確かさや内容の新規性というよりも、どういう人生を歩んできた人が言っているのか、という観点から判定することがあります。語り手の、知的背景が非常に重要なわけです。そこで今回は、看護の倫理に限らず、より一般的に、私個人の価値観について語ることで、なぜ川瀬はこんな変なことを言うのか、と訝っている方々に、私の真意をより正確に理解していただくきっかけになればと思います。

 また、当然、私の個人的な価値観に賛同できないという方も多いと思いますが、今回に限っては、学説の解説ではなく、私見の紹介ですから、大目に見ていただきたいですし、そのような方も、論敵の言っていることをよく理解することで、ご自身の考えを、より良く磨く手がかりにしていただけると思います。

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川瀬 貴之

千葉大学大学院社会科学研究院 教授

かわせ・たかゆき/1982年生まれ。専門は、法哲学。京都大学法学部卒業、同大学院法学研究科法政理論専攻博士後期課程修了。博士(法学)。千葉大学医学部附属病院講師などを経て、2022年10月より現職。好きなことは、旅行、娘と遊ぶこと、講義。耽美的な文学・マンガ・音楽・絵画が大好きです。好きな言葉は、自己鍛錬、挑戦。縁の下の力持ちになることが理想。

企画連載

人間の深淵を覗く~看護をめぐる法哲学~

正しさとは何か。生きるとはどういうことなのか。法哲学者である著者が、「生と死」や「生命倫理」といった看護にとって身近なテーマについて法哲学の視点から思索をめぐらし、人間の本質に迫ります。

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