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第16回:めざせ健康家族! カピバラ家 夕食プロジェクト報告書

第16回:めざせ健康家族! カピバラ家 夕食プロジェクト報告書

2023.07.20酒井 郁子(千葉大学大学院看護学研究院附属専門職連携教育研究センター センター長・教授)

本連載 書籍版のご案内

この連載を再構成した電子書籍『カピバラ教授のアディショナルタイム ~正解は知らない。でも、ピッチに立つ。』が、2026年9月28日に刊行となりました。医書.jpで好評発売中です。ぜひご覧ください!

 連日、危険な暑さが続きますね。命を守る行動をとろうとして、人間ドックが控えているのに運動不足となったカビバラでござる。読者の皆様は命を守る行動と健康状態改善のバランスをどのようにとっておられるのでしょうか。今回はカビバラ家夕食プロジェクトを例にとって、プロジェクトを“それ風に”楽しく計画的に進める方法を皆さんと共有してみたいと思います。IPEもEBPも研究も海外出張も、それを初めて行う時は、目的を定めリスクをとって資源を活用して期限までに目標を達成する非日常的仕事という意味で、プロジェクトっちゃプロジェクトですしね。

カピバラ家 夕食プロジェクト報告

カピバラ家の夕食には課題があった

 カピバラ家は、家族構成メンバーの半数が60代です。ですからフレイル予防のため栄養不足にならないようにしつつ、適正体重を維持し健康的な生活を送る必要があります。しかしこれまで食事づくりを主として担当してきたメンバー1は最近仕事が忙しくなり、帰宅が19時30分過ぎとなる日々が続いていました。そうすると夕食の準備をする時点でけっこうおなかが空いていて、大量に食事をつくり、20時過ぎにたくさん食べちゃうという状況が繰り返し生じていました。メンバー2はメンバー1の帰宅遅延の際、夕食づくりをこれまでもしてきましたが、ヘルシーな献立の作成力および調理スキルが開発の途上であることから、出来合いのお惣菜、レトルトの中華ソースでの中華料理、カレーがヘビロテとなっていました。メンバー3は、スキルは持ち合わせているものの、メンバー1よりも仕事が忙しくなかなか調理の時間をとることができません。結果として、エンゲル係数とメンバーの体重のどちらもが増加傾向となっていました。メンバー1には、3カ月後に人間ドックという大イベントが待ち受けています。昨年も軽度肥満を指摘されていましたが、今年はさらに体重増の可能性があります。メンバー2は運動不足も相まって、先日は痛風の発作の前兆のような痛みがありました。メンバー3はニキビが目立ち出しました。

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酒井 郁子

千葉大学大学院看護学研究院附属専門職連携教育研究センター センター長・教授

さかい・いくこ/千葉大学看護学部卒業後、千葉県千葉リハビリテーションセンター看護師、千葉県立衛生短期大学助手を経て、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(保健学博士)。川崎市立看護短期大学助教授から、2000年に千葉大学大学院看護学研究科助教授、2007年同独立専攻看護システム管理学教授、2015年専門職連携教育研究センター センター長、2021年より高度実践看護学・特定看護学プログラムの担当となる。日本看護系学会協議会理事、看保連理事、日本保健医療福祉連携教育学会副理事長などを兼務。著書は『看護学テキストNiCEリハビリテーション看護』[編集]など多数。趣味は、読書、韓流、ジェフ千葉の応援、料理。

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