この連載は2026年7月24日にPHP研究所より『やさしくておそろしい 法哲学講義 生命の価値はみな等しいのか』として刊行されました。ぜひご覧ください。
↓川瀬貴之先生による本書の解説動画はコチラ↓
健康第一で本当にいい?―常識を疑う法哲学
その悩み、必要ですか?―法哲学が教える「問い」の力

今回は、正義の最も基本的で最も根源的な概念、つまり最広義の正義概念である、形式的正義について考えよう。アリストテレスは、これを「等しき者を等しく扱うこと」としている1が、これでは抽象的すぎて、よく分からない。最広義の概念なので、抽象的で当たり前なのだが、もう少しシャープに、その概念の輪郭を切り取りたいところである。



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