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第3回:哲学は、何のために?

第3回:哲学は、何のために?

2023.03.23川瀬 貴之(千葉大学大学院社会科学研究院 教授)

この連載は2026年7月24日にPHP研究所より『やさしくておそろしい 法哲学講義 生命の価値はみな等しいのか』として刊行されました。ぜひご覧ください。

 倫理的な葛藤に直面したときに、わたしたちは、何らかの決断を下さなくてはならないし、実際に日々、下している。それは、どのような方法でなされている、あるいはなされるべきだろうか。答えに到達する方法について、今回は考えてみたい。

教室と現場

 前稿の最後に、哲学は、学説を列挙するだけで、肝心の答えを示してくれないというフラストレーションに言及したが、答えを見つけ出すための道具としての哲学の性能を考えることは、そもそも哲学とはどんな性質のものなのか、それは何のためにあるのかを考えることにもつながる。

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川瀬 貴之

千葉大学大学院社会科学研究院 教授

かわせ・たかゆき/1982年生まれ。専門は、法哲学。京都大学法学部卒業、同大学院法学研究科法政理論専攻博士後期課程修了。博士(法学)。千葉大学医学部附属病院講師などを経て、2022年10月より現職。好きなことは、旅行、娘と遊ぶこと、講義。耽美的な文学・マンガ・音楽・絵画が大好きです。好きな言葉は、自己鍛錬、挑戦。縁の下の力持ちになることが理想。

企画連載

人間の深淵を覗く~看護をめぐる法哲学~

正しさとは何か。生きるとはどういうことなのか。法哲学者である著者が、「生と死」や「生命倫理」といった看護にとって身近なテーマについて法哲学の視点から思索をめぐらし、人間の本質に迫ります。

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