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第11回:ケアリング・ジャーニー ~ 看護のクエスト達成をめざす旅

第11回:ケアリング・ジャーニー ~ 看護のクエスト達成をめざす旅

2023.02.24酒井 郁子(千葉大学大学院看護学研究院附属専門職連携教育研究センター センター長・教授)

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 2月は教員にとっては最繁忙期。論文指導、成績評価、入試、卒業・修了判定と気の抜けない仕事が続きます。また臨床のみなさまにとっては、年度末で欠員の影響がじわじわきたり、次年度の異動の予想で落ち着かなかったりという時期ではないでしょうか。なかなか思い通りにいかず苦しい時期を過ごしている人もいらっしゃるかも、ですね。ということで、今回はケアリングをめぐるお話です。

目の前に苦しむ人がいたら

 目の前に「苦しむ人」がいたら、みなさん、どうしますか?
 ケアリングを倫理的基盤とする専門職として代表的な看護職、介護福祉士、教師、保育士などの職業の方々は、まずケアされる人の苦しむ状況に共感的に(つまり感情を動かして)応答するのではないでしょうか。自分が責任をもってケアをしているだれか(患者、利用者、生徒、子ども)がしくしく泣いていたら、ほうっておけなくて、やむにやまれぬ気持ちになり、泣いているその人のそばに行って、背中をなでたり、温かい飲み物を出したり、ふとんを整えたり、手を握ったりして専心没頭(engrossment)してケアします。その応答を仕事としてためらいなく(ってわけにはいかないこともありますけど)とれるっていうのが、ケアリングを倫理的基盤とする専門職っていうことなのかなと思います。

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酒井 郁子

千葉大学大学院看護学研究院附属専門職連携教育研究センター センター長・教授

さかい・いくこ/千葉大学看護学部卒業後、千葉県千葉リハビリテーションセンター看護師、千葉県立衛生短期大学助手を経て、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(保健学博士)。川崎市立看護短期大学助教授から、2000年に千葉大学大学院看護学研究科助教授、2007年同独立専攻看護システム管理学教授、2015年専門職連携教育研究センター センター長、2021年より高度実践看護学・特定看護学プログラムの担当となる。日本看護系学会協議会理事、看保連理事、日本保健医療福祉連携教育学会副理事長などを兼務。著書は『看護学テキストNiCEリハビリテーション看護』[編集]など多数。趣味は、読書、韓流、ジェフ千葉の応援、料理。

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