看護教育のカリキュラムにIPE(専門職連携教育)の必要性が明記されました。看護教員の中には、IPEをどう始めればよいか・進めればよいか悩まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本セミナーでは、IPEに取り組み困難を感じている看護教員から寄せられた7つの質問に基づき、経験者の方々にIPEによくある落とし穴と対策について語っていただきます。
より詳しい情報をお知りになりたい方は、新刊『これからのIPE(専門職連携教育)ガイドブック』(南江堂,2023)をお読みください。
https://www.nankodo.co.jp/g/g9784524234677/
セミナーオープニング
質問一覧
- Q1 IPEを始めようと周りを説得しようとするとき、IPEの具体的なメリットをうまく示すことができません。どう伝えるとよいでしょうか?
- Q2 単独の専門領域(学科)の学生のみの授業で、本来のIPEは可能でしょうか?
- Q3 教員の温度差を感じます。多職種協働の重要性を理解している教員も、実際IPEを進めようとすると反対します。どうすればよいでしょうか?
- Q4 IPE専任の教員を置いたほうがよいですか? それとも各学部の教員で構成したほうがよいですか?
- Q5 グループワークにまじめに参加しない学生がいます。どうすればよいでしょうか?
- Q6 多職種でグループを組むと職種ごとに役割が固定されることがあります。どうすればよいでしょうか?
- Q7 グループワークの時にステレオタイプを強化するようなファシリテーションをしようとしている、している教員がいます。どうすればよいでしょうか?
Q1 IPEを始めようと周りを説得しようとするとき、IPEの具体的なメリットをうまく示すことができません。どう伝えるとよいでしょうか?
●回答者(出演者)
・山本武志(札幌医科大学保健医療学部看護学科)
・下井俊典(千葉大学大学大学院看護学研究院附属専門職連携教育研究センター)
・孫 佳茹(千葉大学大学大学院看護学研究院附属専門職連携教育研究センター)
Q2 単独の専門領域(学科)の学生のみの授業で、本来のIPEは可能でしょうか?
●回答者(出演者)
・井出成美(千葉大学大学大学院看護学研究院附属専門職連携教育研究センター)
・関根祐子(千葉大学大学院薬学研究院)
・朝比奈真由美(千葉大学医学部附属病院総合医療教育研修センター)
Q3 教員の温度差を感じます。多職種協働の重要性を理解している教員も、実際IPEを進めようとすると反対します。どうすればよいでしょうか?
●回答者(出演者)
・新井利民(立正大学社会福祉学科)
・臼井いづみ(千葉大学医学部附属病院総合医療教育研修センター)
・松岡千代(甲南女子大学看護学科)
Q4 IPE専任の教員を置いたほうがよいですか? それとも各学部の教員で構成したほうがよいですか?
●回答者(出演者)
・下井俊典(千葉大学大学大学院看護学研究院附属専門職連携教育研究センター)
・孫 佳茹(千葉大学大学大学院看護学研究院附属専門職連携教育研究センター)
・新井利民(立正大学社会福祉学部)
Q5 グループワークにまじめに参加しない学生がいます。どうすればよいでしょうか?
●回答者(出演者)
・笠井 大(千葉大学大学院医学研究院)
・朝比奈真由美(千葉大学医学部附属病院総合医療教育研修センター)
・臼井いづみ(千葉大学医学部附属病院総合医療教育研修センター)
Q6 多職種でグループを組むと職種ごとに役割が固定されることがあります。どうすればよいでしょうか?
●回答者(出演者)
・下井俊典(千葉大学大学大学院看護学研究院附属専門職連携教育研究センター)
・朝比奈真由美(千葉大学医学部附属病院総合医療教育研修センター)
・山本武志(札幌医科大学保健医療学部看護学科)
Q7 グループワークの時にステレオタイプを強化するようなファシリテーションをしようとしている、している教員がいます。どうすればよいでしょうか?
●回答者(出演者)
・井出成美(千葉大学大学大学院看護学研究院附属専門職連携教育研究センター)
・笠井 大(千葉大学大学院医学研究院)
・石井伊都子(千葉大学医学部附属病院薬剤部)
本セミナープランナー・天の声(出演)
・酒井郁子(千葉大学大学大学院看護学研究院附属専門職連携教育研究センター)
参考図書
・酒井郁子、井出成美、朝比奈真由美(編)『これからのIPE(専門職連携教育)ガイドブック』南江堂、2023年6月