看護教員として、大切に育てた教え子がさまざまな事情から現場を離れていく姿に悩んだ経験はありませんか。
卒業後間もない若手看護師のなかには、強い責任感から現場の重圧を一人で抱え込み退職に至るケースもみられます。また、中堅看護師の場合、産休や育休復帰後にシフトとの両立が難しくなり、退職を選ぶ方もいるでしょう。
ですが、退職は必ずしも、看護の仕事そのものから離れることを意味しません。自分に合う働き方や、これまでの経験を活かせる選択肢を知ることで、新たな形でキャリアを築ける場合もあるでしょう。
日本看護協会もワークライフバランスを後押ししています1)。現場で働きつつ在宅ワークを行うなど、「臨床+α」の働き方が認められ始めています。
本記事では、看護師が働き続けにくい背景や柔軟な働き方、現場と在宅ワークを両立する事例、リスキリングスクール「Medi+(メディタス)」で学べる在宅スキルを紹介します。
看護師のワークライフバランスと離職の背景
ここでは、若手看護師と子育て世代が直面しやすい課題を見ていきます。
若手看護師が抱えやすい負担:慣れない業務や夜勤、責任の重さから、十分な休息や私生活の時間を確保しにくいことがあります。
日本看護協会の調査によると、2024年度における新卒看護職員の離職率は8.4%でした2)。
また、出産や育児を機に、看護職として働き続けられなくなる人もいます。日本看護協会の調査では、35〜39歳が看護職として就業していなかった理由は「出産・育児」が34.4%と最も多く、「結婚」や「労働条件があわなかった」が続きました3)。
看護が嫌いになったわけではない:看護師として働き続けられなくなったからといって、看護の仕事そのものが嫌になったとは限りません。日本看護協会の調査では、看護職の62.9%が「看護職として働き続けたい」と回答しています4)。
看護への意欲はあっても、心身の状態や家庭の事情によって、これまでと同じ働き方を続けることが難しい人もいるはずです。看護との関わりを無理なく続けられるよう、本人と周囲が一緒に、その人の状況に合った働き方を考える必要があります。
看護師のキャリアを支える多様で柔軟な働き方
看護師が長く働き続けるためには、ライフステージや心身の状態に合わせて、働き方を柔軟に選べる環境が求められます。ここでは、医療現場で選べる勤務形態や、臨床に在宅副業を組み合わせる働き方を紹介します。
柔軟な勤務形態:日本看護協会も、短時間正職員や副業・兼業など、勤務時間・勤務地・業務内容を柔軟に調整できる働き方を後押ししています5)。
現場×在宅副業という働き方:看護師として働き続ける方法は、臨床の仕事だけに絞る必要はありません。
子育てや介護などで夜勤やフルタイム勤務が難しい時期もあるでしょう。その場合、週3日の日勤パートなどで臨床との接点を保ちながら、空いた時間に医療ライティングをはじめとする在宅副業を組み合わせる働き方もあります。
現場と在宅ワークを両立する看護師の事例
ここでは実際に看護師として現場で働きながら、副業で在宅ワークにも取り組む方々の事例を紹介します。
事例の作成にあたり、ご本人に現在の働き方や在宅ワークを始めてからの変化についてアンケートを実施しました。その回答をもとに、それぞれがどのように「臨床+α」の働き方を築いているのか、図解で紹介します。
看護師×医療ライター
こちらは、看護師の本業に医療ライターを組み合わせた事例です。

お二人の事例からもわかるように、医療ライターは看護の知識や臨床経験を活かせるため、在宅ワークが未経験の看護師でも取り組みやすい人気の仕事です。
患者さんの背景に合わせて言葉を選び、その臨床の観察眼を文章に込めているのが医療ライティングです。家族や同じ医療従事者にまで言葉が届くことに、新しいやりがいを感じているといいます。
看護師×医療デザイン
こちらは看護師の傍ら、副業で医療デザインを行っている事例です。

お二人に共通している課題は、看護師の仕事を続けたい気持ちはありつつも、家庭や体調の事情から現場勤務だけで将来のキャリアを築くことに不安を抱えていた点です。医療デザインを身につけたことで、夜勤や身体的な負担の大きい働き方だけに頼らず、看護の経験を活かせる選択肢を増やしています。
患者さんへの説明資料を工夫してきた経験が、伝わりやすいデザインとしてそのまま活きているといいます。
看護師×Web制作・メディア運営関連
藤本さんは、現場勤務だけでは収入やキャリアが広がりにくいことに不安を感じ、医療ライティングを学びました。

医療ライティングで身につけたWordPressやSEO、マーケティングの知識を活かし、勤務先の病院のホームページやSNS運用を担当。採用や情報発信に貢献し、看護業務に加えてWeb施策も担える存在となりました。さらに、その経験をホームページ制作の副業にも活かしています。
患者さん一人ひとりに向き合ってきた経験が、病院を選ぶ人や求職者への発信にも活きているといいます。
働き方に悩む卒業生の新たな居場所となる「Medi+」
Medi+では、看護の知識や経験を活かし、在宅で取り組める仕事のスキルを学べます。目指しているのは、臨床を続けるか離職するかの二択ではなく、新たな仕事を組み合わせながら、自分に合った働き方を探せる環境です。
在宅スキルを体系的に学べる環境:医療ライティングやデザインなど、パソコンを使って取り組めるスキルを未経験から学べるのが、Medi+の特徴です。疾患や治療の知識だけでなく、臨床で積み重ねた経験そのものが強みになります。
実際に、Medi+の卒業生には、看護師としての働き方の悩みがきっかけで講座を受講し、自分らしいキャリアを築いている方が大勢いらっしゃいます。
ライフステージに合った「臨床+α」:看護師の働き方は、臨床を続けるか完全に離れるかの二択ではありません。Medi+で在宅スキルを身につければ、臨床と在宅ワークの比重をライフステージに合わせて調整しやすくなります。
たとえば、次のような働き方が考えられます。
- 子育て中は、臨床の勤務日数を減らして在宅ワークを取り入れる
- 時間に余裕ができたら、臨床の割合を再び増やす
- 体力面に不安が出てきたら、在宅ワークの割合を少しずつ増やす
すぐに安定した収入を得られるとは限りませんが、臨床以外のスキルを持つことで、家庭や心身の状況が変化した際にも、看護との関わりを残しながら働き方を見直せます。
卒業生たちがさまざまな形でキャリアを積み重ね、看護師として活躍し続けている――今後選ばれるのはそういう学校かもしれません。

教え子が自分らしく看護師を続けるために
夜勤や子育て、心身の負担などによって、思い描いていた働き方を続けられなくなる看護師もいます。だからこそ、「続けるか辞めるか」だけでなく、臨床とのつながりを残しながら、別のスキルを身につける道があってもよいのではないでしょうか。
Medi+では、看護の知識や経験を活かせる医療ライティングや医療デザインなどの在宅スキルを、未経験から学べます。教え子が働き方に悩んだときには、その人らしく看護との関わりを続けるための選択肢として、Medi+の講座をお役立てください。
教え子のキャリア支援に役立つ情報をお探しの方は、Medi+の講座情報をキャリア教育・進路相談の参考としてご活用ください。なお、公式LINEでも教え子の将来を支える「医療×キャリアの最新情報」を配信中です。ぜひご登録のうえ、日々の情報収集にお役立てください。
●株式会社Medited:https://medited.co.jp/
Medi+各講座の概要はこちら
1)日本看護協会:看護職のワーク・ライフ・バランスの推進.[https://www.nurse.or.jp/nursing/shuroanzen/wlb/index.html](最終確認:2026年10月22日)
2)日本看護協会:「2025年 看護職員実態調査」結果.[https://www.nurse.or.jp/home/assets/20260331_nl01.pdf](最終確認:2026年10月22日)
3)日本看護協会:2019年 病院および有床診療所における看護実態調査報告書.[https://www.nurse.or.jp/home/publication/pdf/report/2020/efficiency_report2019.pdf](最終確認:2026年10月22日)
4)日本看護協会:2025年看護職員実態調査 報告書.[https://www.nurse.or.jp/nursing/assets/103.pdf](最終確認:2026年10月22日)
5)日本看護協会:看護職の「多様で柔軟な働き方」導入応援ブック.[https://www.nurse.or.jp/nursing/assets/support_book.pdf](最終確認:2026年10月22日)





