
看護学テキストNiCE がん看護(改訂第2版)
編集 鈴木久美/林 直子/佐藤まゆみ
B5判・364頁 2025.1刊 本体価格 3,200円+税
B5判・364頁 2025.1刊 本体価格 3,200円+税
『看護学テキストNiCE がん看護(改訂第2版)』(発行:南江堂)が1月中旬に発売となります。本書は看護基礎教育の初学者向けに「がん看護」についてまとめたテキストで、がん患者の発達段階別・臨床経過別の対象理解と、実践の場に応じた看護に重点を置いて学べるよう構成されています。最後に収載した事例の章は、事例の患者の情報を「情報関連図」で整理し、看護問題を挙げ、看護の考え方と実践を示しており、演習や実習の参考にもなると好評です。今改訂では、最新情報に基づくアップデートのほか、近年の災害発生状況を踏まえて災害発生時におけるがん患者への支援の項目などを追加しています。
本書の特長
- 年齢や社会的役割、臨床経過の違いによって異なる、がん患者や家族が感じる苦痛や生活上の困難について、それらの特徴をふまえた看護を学ぶことができます。
- 事例の章では、多様な発達段階・臨床経過にある患者の事例をもとに、たとえば診断時から治療後までなど、時間の経過に沿ってくわしく看護を展開しています。
- 療養の場の移行支援や、がん患者を地域で支えるための連携、アドバンス・ケア・プランニングなどの重要なテーマも、ていねいに解説しています。
改訂のポイント
- 「がん対策」の項目において、「第4期がん対策推進基本計画」の内容を反映しました。
- 昨今のがん患者を取り巻く状況を踏まえ、「救急外来での看護」の項目や、「災害時のがん患者への看護」の節を新しく設けました。また、症状マネジメントの項目の一つとして「末梢神経障害」を追加しました。
- 「免疫チェックポイント阻害薬」や「CAR-T細胞療法」など治療における最新情報のほか、統計数値等も最新のものにアップデートしました。